12月13日(土)に茨城高等学校・中学校の大ホールにて、
年内際の講義となる「第4回講義」を実施しました!

今回のテーマは東工大の市川先生による「ウイルスとその感染確率の求め方」です。
今年は”デング熱”や”エボラ出血熱”などのウイルス感染症などを新聞で良き見ましたし、
冬は”インフルエンザ”が流行しますから、とても勉強になります。

まず座学として、ウイルスの種類や感染シミュレーションを様々な動画や写真、データを見ながら学びました。
同じ条件でも、感染する場合もあれば、そうでない場合もあり、予測の難しさを痛感しました。

全体

後半は、学生を8チームに分けて、前半戦で学んだ知識を使い、それぞれ与えられた街の住民を、
ウイルスから守るために、感染を防ぐために様々な方策を考えます。

「ワクチン」の備蓄量や学校を封鎖するかどうか、ワクチンを打つ範囲など様々な対策方法があり、
それぞれの方法には「レベル」が設定され、一番良い条件を全て取ることはできません。

例えば、ワクチンを多く準備が出来ても、感染してすぐに打つことが出来なかったり、
学校を封鎖しても、ワクチンを打つ範囲を友人まで打つのか、ランダムに打つのか、など、
様々な条件が設定されています。

グループ討議3

グループ討議2

グループ討議1

チームごとにそれぞれの方策の優先順位を相談し、
チームのリーダーが代表者としてウェーバー方式でチームごとに枠をおさえていきます。
(※ウェーバー方式は、最初は上位から順に選んでいき、次は下位から順に選んでいく方式)

自分たちが考えたいたベストの方策は、相手のチームも同様に狙ってきますから、
取られてしまった場合、ベターの方策を考えなければなりません。

グループ討議4

そして最後に、それぞれのチームが採用した方策をシミュレーターにかけて、
感染データをグラフ化してもらい、結果を発表してもらいました。

自分たちが選択した方策でどれだけ感染者が出てしまうかを息をのみながら結果を見るのは
とても興奮しながら見ていたのが印象的でした。

結果発表2

結果発表1

年内はアッという間の講義の連続でしたが、次回は年明けの2月14日に実施します!
寒い日が続きますので、今回学んだ予防方法を活かして、元気に第5回講義に参加ください!