【第7期第5回講義特別編!】
「上空数百メートルを駆け抜ける職人の秘密 ~サグラダファミリア・東京スカイツリーから見た世界~」
株式会社Office Hit 代表取締役 とびの親方であり現役の鳶職人
多湖 弘明 先生
お待たせいたしました!
2021年2月6日に行われた第5回講義にご登壇いただいた、株式会社Office Hit 代表取締役 多湖先生より、皆さんの質問に対する回答が届きました!
感想を含めいろいろな質問をいただいた中、余りにも数が多いため、皆さんからの質問が多く、先生だからこそお答えいただける専門的な質問にまとめてお願いをしました。
多湖先生の追加の特別講義、ぜひ読んで学んでみてください!
【株式会社Office Hit 代表取締役 とびの親方であり現役の鳶職人 多湖 弘明 先生がみんなの質問に答えます!】
★質問1. なぜ、「鳶」職人というのですか。
諸説ありますが、最も有名なものでは鳶口という道具を使用していたと言われています。
★質問2. 鳶職人の中で女性はどのくらいの割合でいるのでしょうか。
調べたところ、1%程度です
★質問3. 使用する材料や工法が変わります。簡単な例をあげると、資材を仮置する際にロープで縛りネットをかけるなど一手間多くかけたりしま
す。
使用する材料や工法が変わります。簡単な例をあげると、資材を仮置する際にロープで縛りネットをかけるなど一手間多くかけたりします。
★質問4. 香港に行った時に、竹で作った足場をたくさん見ました。高層ビルの足場も竹でできていました。環境に良さそうだと思うのですが、日本ではなぜ使わないのですか。
強度の問題があります。安全面を考え、日本は鉄パイプを使用しています。地震があるかないかもその一つです。
★質問5. 先生は今後どのような建築物に携わりたいですか。
球場やドームなどの特殊は建物ですね。札幌ボールパークは建設に参加します。
★質問6. 先生はいつ、なぜ鳶職人になろうと思ったのでしょうか。
一番最初のきっかけは交通事故で背骨がおれて寝たきりになっていたので、そのリハビリを兼ねて働き始めました。
★質問7. 先生は今までとび職の仕事を長年していますが、一番感動したことは何ですか。
スカイツリー建設中に東京タワーの高さを超えた日、友達から多くの激励のメールをもらったこと。
★質問8. 先生が建築に携わる中で大切にしていることはありますか。
すべての人に対する思いやり
★質問9. 先生は仕事をしている中で、怖くてやめたくなったような経験はありますか。
仕事仲間が目の前で命を落とす瞬間をみたことで仕事を一度仕事をやめました。
★質問10. 自分の意思を通すために大切にしているマインドセット・行動はありますか。
どんなささいな行動でも、無意識な行動でも、それは自分が選択して行動しているという自覚。
多湖先生、お忙しい中ありがとうございました!